最近、鏡を見た時に「あれ?前よりハリがなくなってきたかも」と感じることはありませんか?
年齢を重ねるとともに、シワやたるみ、くすみが気になり始めるのは自然なことです。
「まだ本格的なエイジングケアを始めるには早いかな?」「どんなスキンケアを選べばいいかわからない」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そんなお悩みを持つ方にこそ試して欲しいのが“レチノール“です。
ビタミンAの一種であり、スキンケア業界でも注目されている成分。
実際に、美容皮膚科でも取り入れられ、多くの人がその効果を実感しています。
では、レチノールにはどんな働きがあるのでしょうか?この記事では、レチノールの効果や使い方、注意点について詳しく解説していきます。
レチノールって何?
レチノールはビタミンAの一種で、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を助ける成分です。
簡単にいうと、肌の調子を整えて、シワやシミ、毛穴の開きなどの悩みにアプローチしてくれる美容成分です。
レチノールの主な働きは?
1つ目は、肌のターンオーバーを促進し、古い角質を取り除き、新しい肌にします。
2つ目は、コラーゲンの生成をサポートし、肌のハリや弾力をアップします。肌のコラーゲンは、ふかふかのクッションのようなものです。
年齢とともにクッションの中身が減ると、シワやたるみが目立ちます。
レチノールはこのクッションの中身(コラーゲン)を補充するのを助け、肌をふっくらさせる働きをします。
3つ目は、皮脂の分泌を調整します。
毛穴の詰まりやニキビ予防にも効果的です。
そのため、シワ・たるみ・くすみ・ニキビ対策など、幅広い肌の悩みに役立つ成分として注目されています。
ただし、刺激が強いので、最初は低濃度から使い始めるのがポイントです。
使い方を間違えると、赤みや皮むけが起こることもあるので、正しい使用方法を知ることが大切です。
レチノールの使い方は?
1.使用は夜のスキンケアで
レチノールは紫外線に弱く、日中に使用すると肌がダメージを受けやすくなります。
そのため、基本的には夜のみの使用がおすすめです。朝に使うのは避けましょう。
2.使用順は「洗顔 → 化粧水 → レチノール → 保湿」
レチノールを取り入れる際の基本的なスキンケアの順番は以下の通りです。
– 洗顔:肌を清潔に整えます。
– 化粧水:水分を補給し、肌をやわらかくします。
刺激の少ないタイプを選ぶのがポイントです。
– レチノール:少量を顔全体または気になる部分に塗布します。
– 保湿剤:肌の乾燥を防ぐため、しっかり保湿しましょう。
▶ 初めて使う場合は、化粧水のあとに一度保湿剤を塗り、その上からレチノールを重ねる「バッファリング」という方法を取ると、刺激を軽減できます。
3.使用頻度は週2〜3回から始めて、徐々に増やす
レチノールは肌に慣らしながら使うことが大切です。
いきなり毎日使うのは刺激が強すぎる可能性があります。
– 1〜2週目:週2〜3回、夜のみ使用
– 3〜4週目:肌の調子を見ながら徐々に頻度を増やす
– 1ヶ月後以降:肌トラブルがなければ毎晩の使用も可能
▶ いきなり毎日使うのはNG!赤みや皮むけなどの肌トラブルの原因になります。
4.朝は必ず日焼け止めを塗る
レチノールを使っていると、肌が紫外線に敏感になります。
そのため、朝はSPF30以上の日焼け止めを毎日欠かさず塗ることが重要です。
日焼け止めを怠ると、逆にシミや炎症のリスクが高まってしまうので注意しましょう。
レチノール使用時の注意点は?
レチノールを使用する際の注意点をいくつか紹介します。
1.最初は低濃度から試しましょう
レチノールにはさまざまな濃度がありますが、初めて使う方には0.1%以下の低濃度タイプがおすすめです。
肌が慣れてきたら、徐々に濃度を上げていくと、刺激を抑えながら効果的に取り入れられます。
2.使いすぎには注意!適量を守ることが大切
「たくさん塗れば効果が出る」というものではありません。
使用量の目安は、米粒1〜2個分ほどのごく少量。
塗りすぎると、かえって乾燥や肌荒れなどのトラブルを引き起こす原因になります。
3.乾燥や皮むけなどの肌トラブルが出たら一旦ストップ
レチノール使用中に赤み、ヒリつき、皮むけなどの反応が見られた場合は、使用頻度を減らすか、保湿をしっかり行うことで対処できます。
もし強い炎症や違和感を感じた場合は、一度使用を中止し、肌の様子を見てから再開するかどうかを判断しましょう。
4.刺激の強い成分との併用は避けましょう
レチノールは、以下のような成分と一緒に使うと刺激が強くなり、肌トラブルのリスクが高まることがあります。
– 高濃度のビタミンC:併用すると刺激が強くなりすぎることがあります。
– AHA/BHAなどのピーリング成分:角質を除去する働きがあり、肌が敏感になりやすくなります。
– ハイドロキノン:美白効果がありますが、赤みや刺激が出やすくなることも。
▶ ポイント:どうしても併用したい場合は、朝はビタミンC、夜はレチノールといったように、使用するタイミングを分けることで肌への負担を軽減できます。
レチノールの使用を避けた方がいい人は?
妊娠中・授乳中の方
レチノールはビタミンA誘導体の一種であり、妊娠中や授乳中はビタミンAの過剰摂取が胎児や乳児に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。
経皮吸収による影響は少ないとされていますが、安全性が確立されていないため、使用は控えるのが一般的に推奨されています。
極度の敏感肌・アトピー肌の方
レチノールは肌のターンオーバーを促進する反面、刺激が強く、乾燥や赤み、かゆみを引き起こすことがあります。
特に、バリア機能が低下している敏感肌やアトピー肌の方は、症状が悪化するリスクが高いため、慎重な対応が必要です。
皮膚科の治療薬を使っている方
にきびや湿疹、その他の皮膚疾患で治療薬を使用中の方は、レチノールと併用することで肌への刺激や乾燥が増し、肌トラブルを引き起こすおそれがあります。
特に、ピーリング作用のある薬剤やステロイド外用薬などと併用する場合は注意が必要です。
事前に皮膚科医に相談することをおすすめします。
レチノールのおすすめ商品は?
レチノールは結局どれを使えばいいの?と思った方におすすめの商品を紹介します。
アヌア レチノール0.3ナイアシンリニューイングセラム 30ml
低刺激でレチノール初心者でも使いやすい商品になっています。
保湿成分もたくさん入っているのでレチノールを気になって1度使ってみたい方におすすめです。
こちらの商品の口コミを見てみましょう。

初めてアヌアのレチノールを試したのですが、刺激もなく使用できました。

使い始めて1ヶ月でリピしました!周りから肌とぅるとぅるにになったと言われるぐらい、毛穴が目だたなくなりました。

『赤みが出づらい』とよく目にしましたが乾燥シーズンに使ったら頬はがっつり赤み出ました。
口コミを見ると、良い評価も多かったですが、「肌が赤くなった」「A反応が出た」という口コミも多数ありました。敏感肌の方は日数を減らし少しずつ使うのが良いでしょう。
まとめ 〜レチノールはゆっくり慣らして使おう!〜
レチノールを使い始める際は、低濃度(0.1%以下)を週2〜3回の頻度からスタートするのがおすすめです。
使用は必ず夜に行い、翌朝は紫外線対策として日焼け止めをしっかり塗りましょう。
使用中に乾燥や赤み、ひりつきなどの肌トラブルが現れた場合は、使用頻度を減らすか、保湿ケアを強化することで肌への負担を軽減できます。
また、ビタミンC(高濃度)やピーリング成分(AHA・BHA)、ハイドロキノンなど、刺激の強い成分との併用は避けるようにしましょう。
正しく使えば、レチノールはシワ・たるみ・くすみの改善や、ニキビの予防にも効果が期待できる心強い成分です。
肌の調子を見ながら、無理のないペースで取り入れていきましょう。
焦らずじっくり肌を慣れさせて、理想のツヤ肌を目指しましょう!
コメント